「せどり」に未来はあるのか?今後の儲けの方向性を考察

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目次

はじめに

お金儲けとネットで調べると、「せどり」をすると儲かるとか書かれていたりする。

「せどり」に対する個人的な意見をまとめる。

せどりとは?

Wikiによると

せどり(競取り、糶取り)とは、『同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。また、それを業とする人(三省堂 大辞林より)』を指すが、一般的には古本用語を元にした「掘り出し物を第三者に販売して利ざやを稼ぐ」商行為を指す言葉。

やっていることは単純、安く仕入れて、高く売る。

最もシンプルな商売のあり方。

個人的に思ったのは、せどりって、商社の個人版だな……

せどりの今

せどりには、売れる商品と売れない商品の知識が必要だ。

ひと昔前は、売れ筋の商品や希少な価値を持つ商品に対する知識を得るにはそれなりの苦労がいたはず。

しかし今では、ネットで値段がどのレベルかであるか簡単に確認ができるようになった。

以前は、知識と判断能力が必要という点で知識の必要な仕事であったが、現在は、ネットで売れ筋しらべて、近くの中古店(仕入れ先)から買う単純な労働へとシフトしてきた。

せどりって儲かるか?

せどりをやったことがないので何とも言えないが、世の中に、せどりで儲けている人は確かに存在する。

就活したことがある人間ならわかると思うが、商社というのは、最も儲かっている業種の一つ。

せどりはある意味その個人版なので、儲からないということはないはず……

せどりが抱える不安

せどらーの未来は、正直いって、個人的には、そんなに明るいものではないと考えている。

※せどらー:せどりを行う人

やっていることは、「安く買って、高く売る」

しかし、この工程で、何かしらの付加価値を付けているわけではない。

そして、せどらーのやっていることは、供給場所から需要のある場所への移動をしているだけ。せどらーがやっていることを、企業がシステマティックに行うことはそこまで難しくはないはず。

例えば、2014年には、ブックオフとヤフーは既に提携を結んでいる。ヤフオクとブックオフのタッグは、せどらーにとっては悲報だったらしい

ソース:http://pr.yahoo.co.jp/release/2014/04/24a/

このように、ブックオフなどの中古店のすみにあったお宝的な商品がどんどん減っていくだろう。少なくとも、お宝が増える未来を私は想像できない。

つまり、「安く買って高く売る」の「安く買う」という部分が難しくなっていくはず。

10年もたてば、日本の内部に存在する商品のほとんどがネット上で紐づけられ、欲しいものがどこにある、どの値段が適正かすぐにわかるようになるだろう。……今以上に。

このような時代に突入していくなかで、せどらーのパイは小さくなっていくことが予感される。

他にも不安な要素がある。

それはせどりツールの禁止だ。

世の中には、せどりツールという、商品の値段を手軽に調べるツールが存在する。このせどりツールの原理は、赤外線で商品のバーコードを読み取ることに基づく。

しかし、この赤外線を使うことに対して禁止する店舗が増えてきている

※個人的には、ブックオフが、せどりツールを使って、ネットで商品を売りはじめたらどうなってしまうのか想像したりする。あるいは、ブックオフの店員がこっそりせどりツールを使っているとか……

もう一つ考えてもらいたいのは、どうして、そもそもせどりという隙間事業が成り立つか?という問題だ。

簡単に言えば、個人が物を売る際に、中古店に商品を持ち込む。そして、中古店が適正価格よりも低い値段で売っている場合に初めて「せどり」は成立するはず。

少し前の文章で記したが、せどりには、売れる商品と売れない商品の知識が必要だが、今では、ネットで値段がどのレベルかであるか簡単に確認ができるようになった、と。

ネットで値段を確認できるのは、せどらーだけではない。中古店に加え中古店に物を売る人もその点は同じ。

※むろん、価値を調べるのが面倒で中古店に丸投げする人は常に存在するが……

ここまでのまとめ

以上の不安点をまとめると

  • 「せどり」という行為そのものには、付加価値がない
  • 大手が本気を出したらなかなか勝てない
  • 中古店自体がせどりツールに対して厳しくなっている
  • 中古店にものを売る人もネットで物の価値を調べられる

せどりが生き延びる方向性

一つは海外への展開だ。

日本広く知られているが、海外ではあまり見かけないものを売る。
できれば、小さくて高価なものがよい。(輸送費的な意味で)

日本は「日本語」と「海」という二つの最強の壁で、国際情勢から守られている。

この壁を越えてものを提供するのは、言語的な能力がないとできないので、価値のある行為だ。

少なくとも、Google翻訳の翻訳精度はまだまだ実用に耐えうるレベルではない現状において、活躍するフィールドは確かに存在する。

海外に日本のいいものを紹介するという方向性は言語能力が必要ではあるが、ニーズはあるはず。

他に思いついたこと

ドメインせどりという方向性
全ての取引が電脳で行われ、取引も世界規模といえる。

記事:中古ドメインのせどりについて儲けられるか考察する

ネットオークションの売買代行
→調べたら、既に存在していた。

せどらーにとって、ネットオークションの売買代行というサービスは同じパイを奪いあう競争相手となってしまう。

「せどり」という隙間の産業がどんどん企業に食われていっているな……

ネットオークションの売買代行サービス例
トゥービィー

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